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自然治癒力

自然治癒力とは、人間や動物たちが生まれながらに持っている機能で、病気やケガをしたときに、手術をしたり薬を飲んだりしなくても自然に治癒する能力のことです。

私たちはケガや切り傷などをしてもいつのまにかかさぶたになって治ったり、風邪を引いても数日で何もせずに治ったりします。また、手術で切除しても縫い合わせておけば切除部分は自然にふさがり、細胞も再生してきます。この自然治癒力があるからこそ、外科という医療が成り立っているのです。

では自然治癒力とは具体的にどのような力なのかもう少し詳しく見ていきましょう。

西洋医学的に言うと以下の3つの機能があります

  1. 恒常性維持機能(ホメオシタシス)

    身体の外部環境の変化や体内の変化に対して身体の状態を恒常的に保とうとする機能です。
    例えば私たちは外の気温が30度でもマイナス10度でも体温は一定に保たれています。
    また、激しい運動などで体内の酸素量が不足すると、ハァーハァーと呼吸を速めることによって足りなくなった酸素を補給しようとします。体内の水分量も汗や尿などで常に調整されています。

  2. 自己防衛機能

    細菌やウィルスなどが外から入ってきた場合にその外敵と戦い排除しようとする機能です。
    風邪をひいた時や、腐った物を食べたり毒が体内に入った時など、外からウィルスや細菌が侵入してくると白血球がこの外敵と戦います。鼻水や下痢などは白血球が外敵と戦っているために生じている不快な症状なのです。この自己防衛機能は、自然治癒力の要とも言われています。

  3. 自己再生機能

    傷を負ったり、細胞が壊れたりしても元に戻るように修復する機能です。
    キズや手術のときの切除部分も自然にふさがったり、骨折しても固定しておけば自然に修復されて元に戻ります。

しかしこの説明はあくまでも人間とは単なる物質であり、機械的な存在であるとの前提から考えられた身体的な説明にしか過ぎません。自然治癒力全ての説明としては足りない点があります。

人間とは単なる物質や機械的なものだけではなく、心もあり霊性もあります。
また人間の生命とは心臓や脳などに、局所的に存在しているものではありません。人間とは全身を包み込んでいるようなエネルギー場「生命場」のようなもので形づくられている存在、エネルギー的な存在である、と言う考え方もできます。
この生命エネルギー「生命場」のポテンシャルを高めるものこそ、自然治癒力であるとも言えるのです。

このような考えから自然治癒力とは
「生命場において、人間の命の恒常性を保つための身体的・心理的・精神的・エネルギー的な働きである。」
と定義できると思います。

このようなすばらしい機能に守られているからこそ、私たちは日々健康に生きています。
そしてこの機能が低下すると身体に不調が起きてきます。そのまま放置しておくと病気の発症となってしまうのです。

自然治癒力を高めることはそのまま病気の回復につながり、何よりも病気の予防になります。
日々、自然治癒力を高めるような生き方を心掛けましょう。

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